車検を受ける場合、いくつかの選択肢があります。それぞれに特色があり、点検・整備の内容、費用、時間などに違いがありますので、ご紹介いたします。
認証工場の車検
認証工場とは、一定の規模の作業場と作業機械、分解整備に従事する従業員を有する工場に対し、申請により、地方運輸局長が自動車分解整備事業の認証をしています。
この認証工場に車検を依頼した場合、分解整備は自社工場で行い、車検は運輸支局、自動車検査登録事務所等(いわゆる「車検場」です。)に車両を持ち込んで検査を受けます。
主にガソリンスタンドや小規模の整備工場や中古車屋などが多いです。
指定工場の車検
「認証工場」のうち、工場内で車検を取ることができるのが「指定工場」で、「民間車検場」とも呼ばれています。
自動車の整備について一定の基準に適合する設備、技術及び管理組織を有するほか、自動車の検査の設備を有し、かつ、自動車の検査を行う者(「自動車検査員」と言います。)を選任して自動車の点検及び整備について検査をさせると認められるものについて、地方運輸局長が指定自動車整備事業の指定をしています。
主にディーラーや比較的大きな整備工場やカー用品店が多いです。
ウルトラ車検福岡博多は、この指定工場なので、最短45分のスピード車検が実現できます。
ユーザー車検
業者などに依頼せず、自分で車検を受けるのがユーザー車検です。運輸支局に車を持っていき、自身が手続きを行って車の検査を行います。安価に車検を済ますことが可能ですが、その分、車検に関わることを全て自分で行わなければいけません。
ある程度、車に精通していなければ、ちょっと敷居が高い方法と言えます。
ユーザー車検代行
上記のユーザー車検を代行して行う業者のことです。車の点検や整備なども行う車検業者とは異なり、車検の予約や検査に必要な手続きと、実際に車を検査場に持ち込んで車検を受けるところだけを代行してくれます。分解整備は行うことができないので、注意が必要です。また、車検に通らない場合、余計に手間や費用が掛かってきます。